お客様先でネットワークやパソコンの保守をしている立場から、中小企業が実際にやっておくべきことだけを集めたページです。順番も、現場で先にやっている順に並べています。
このページの考え方
「危険です」と言うためのページではありません。攻撃の手口は毎月変わりますが、中小企業がやることはほとんど変わりません。やることが決まっていれば、ニュースが出るたびに慌てる必要がなくなります。
まず、この順番でやります
全部を一度にやる必要はありません。上から順に手をつけてください。1と2だけでも、被害に遭ったときの結果がはっきり変わります。
| 順 | やること | なぜ先なのか |
|---|---|---|
| 1 | バックアップをつなぎっぱなしにしない | 攻撃を防ぐ話ではなく、やられた後に戻せるかの話。これだけは代わりがない |
| 2 | 外につながっている機器を数える | ルーター・UTM・カメラ・NAS。入口はほぼここ。台数を知らないと更新もできない |
| 3 | パスワードの使い回しをやめる | 1か所漏れると全部開く。費用ゼロで効果が大きい |
| 4 | 更新を止めっぱなしにしない | 止める理由があるのは分かる。ただし「いつ当てるか」は決めておく |
| 5 | 紙の連絡手順を作る | メールもファイルも開けない状況で、誰に電話するかを紙で持つ |
この5つを1枚にまとめた確認リスト(印刷用)を見る
社内で回覧できるA4 1枚の形にしてあります
記事を目的別にまとめました
1 もしかして攻撃されている? と思ったとき
判断が遅れるほど被害が広がります。迷っている時間が一番もったいない場面です。
2 入口をふさぐ(メール・偽の警告・添付ファイル)
実際に入られる経路の多くは、高度な攻撃ではなく「普通のメール」と「普通のクリック」です。
3 守りの土台(バックアップ・更新・鍵)
地味ですが、ここが崩れていると他を固めても助かりません。
4 外につながっている機器(ここが一番見落とされます)
「使っていないから大丈夫」が通らない場所です。電源が入っていれば攻撃対象になります。
5 脆弱性が公表されたとき・ニュースが続いているとき
報道が出てから動くのではなく、出たときに「何を誰に聞くか」を決めておく話です。
重大な脆弱性が公表されたら、このページに追記します
当サイトでは、中小企業に関係する重大な脆弱性が公表された場合、確認手順を記事にして上の「5」に追加していきます。専門的な解析ではなく、「自社は対象なのか」「誰に確認すればいいのか」を判断できる形で書きます。
2026年10月のPHPの件では、公表の当日に記事を出しました。あのときに一番多かった質問は「結局うちは関係あるのか」でした。そこに答えられる記事を続けていきます。
自社だけで判断が難しいとき
上の1〜5を読んで、「2(外につながっている機器を数える)が自社では分からない」となる会社がもっとも多いです。保守をどこかに任せている場合、台数や設定を把握しているのは自社ではないことが普通なので、これは珍しいことではありません。
その場合は、今の保守業者に次のように聞くのが一番早いです。
当社で外部のネットワークにつながっている機器(ルーター・UTM・NAS・防犯カメラなど)の一覧と、それぞれのファームウェアの更新状況を教えてください。更新が必要なものがあれば、作業の見積もりもお願いします。
この質問に一覧で答えが返ってくる会社は、管理ができています。答えが曖昧な場合は、台数の把握から始める必要があります。
千葉市周辺であれば当社でもご相談を承っています(法人・事業者のみ)。運営者情報をご覧ください。
このページは新しい記事が増えたときに更新しています。