会社のホームページを持つとき、最初に決める3つ|ドメイン・メール・更新

社内の仕組み

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会社のホームページを作るとき、多くの方が「デザインをどうするか」「何を載せるか」から考え始めます。もちろん大事です。

ですが実務の側から見ると、先に決めておかないと後で困るのは、もっと地味な3つです。ここを飛ばして進めると、数年後に「動かせない」「引き継げない」という形で跳ね返ってきます。

お客様のサイト立ち上げに何度も付き合ってきた立場から、その3つを書きます。

そもそも3つの要素でできている

ホームページは、次の3つが組み合わさって動いています。よく混同されるので、まず分けて理解してください。

役割たとえると費用の目安
ドメイン住所(example.co.jp)土地の住所年1,000〜5,000円
サーバー中身を置く場所建物月500〜3,000円
制作見た目と中身内装数万〜数百万円

この3つは、別々に契約できます。ここが重要です。制作会社にまとめて任せることもできますが、まとめた結果として困るケースがあります。

決めること1:ドメインを誰の名義で持つか

ここがいちばん重要です。

ドメインは、制作会社の名義でも取得できてしまいます。「お任せします」と言うと、そうなることがあります。そして数年後、こうなります。

  • 制作会社を変えたいが、ドメインを移してもらえない
  • 制作会社と連絡が取れなくなり、更新できずにサイトが消えた
  • 更新料が請求されるが、実際にいくらかかっているのか分からない

ドメインは会社の住所です。名刺にもメールアドレスにも入っている。ここを他社に握られていると、いざというときに身動きが取れません。

結論:ドメインは必ず自社名義で取る。年1,000〜5,000円程度です。取得作業を制作会社に頼むのは構いませんが、登録者名義と管理画面のIDは自社で持ってください。

すでに任せてしまっている場合は、今のうちに確認しておくことをおすすめします。「うちのドメインは、どこの会社で、誰の名義で登録されていますか」と聞くだけです。

決めること2:メールをどこで受けるか

見落とされやすいのがメールです。

「info@自社ドメイン」のようなアドレスを使う場合、それをどこのサーバーで受けるかを決める必要があります。ホームページと同じサーバーで受けることも、メールだけ別のサービスを使うこともできます。

ここを意識せずに進めると、こうなります。

  • サーバーを解約したら、会社のメールが全部止まった
  • サイトをリニューアルする話が、メールの移行を含む大仕事になった
  • 過去のメールが移せず、やり取りの履歴が消えた

もう1つ、よくある落とし穴があります。プロバイダのメールアドレス(@〜.ne.jp)を業務で使っているケースです。この場合、プロバイダを変えるたびにアドレスが変わります。名刺も、取引先への連絡も、全部やり直しになります。

独自ドメインのメールにしておけば、サーバーもプロバイダも自由に変えられます。ドメインを自社で持つ理由は、実はホームページよりメールのほうが大きいかもしれません。

決めること3:あとで自分たちが更新できるか

「お知らせを1行足すのに、そのつど制作会社に依頼して数千円かかる」という会社は少なくありません。

結果として、何年も更新されていないホームページができあがります。営業に使うつもりだったのに、最終更新が3年前では逆効果です。

作る前に、この2つを確認してください。

  • お知らせや実績を、社内の人が自分で追加できる仕組みか
  • 更新のたびに費用が発生する契約になっていないか

WordPressのような仕組みで作っておけば、社内の誰かがワープロ感覚で更新できます。凝ったデザインを一度きり作るより、自分たちで直せることのほうが、長い目では効きます。

費用の考え方

維持にかかるお金は、実はそれほど大きくありません。

項目年間の目安備考
ドメイン1,000〜5,000円.com は安め、.co.jp は高め
サーバー6,000〜36,000円月500〜3,000円程度
SSL証明書0円〜多くのサーバーで無料のものが使える
維持費の合計年1万〜4万円程度制作費は別

「毎月○万円の保守費」を払っている場合、その中身が何なのかを一度確認する価値があります。更新作業が含まれているのか、単にサーバー代なのか。後者だとすると、実費との差が大きいことがあります。

サーバーを選ぶときの目安

  • WordPressが簡単に入れられるか:管理画面から数分で入るものが主流です
  • 無料のSSLが使えるか:今どきhttpsでないサイトは、ブラウザに警告を出されます
  • 独自ドメインのメールが使えるか:数に制限がある場合があります
  • 電話サポートがあるか:社内に詳しい人がいないなら、ここは効いてきます
  • バックアップの仕組みがあるか:自動で過去の状態に戻せるものだと安心です

逆に、容量やアクセス数の上限は、中小企業の会社案内サイトなら、いちばん安いプランでもまず足ります。ここで悩む必要はありません。

(PR)サーバーを借りるときの候補

選ぶ基準は「何ができるか」より「誰が更新を続けられるか」です。そのうえで、月額と管理画面の分かりやすさから候補になるものを挙げておきます。ドメインとメールを同じ会社にまとめるかどうかは、本文の「決めること1」「決めること2」と合わせて決めてください。

社内に更新できる人がいない場合は、制作から任せる選択肢もあります。その場合も、ドメインの名義を自社にしておくことだけは契約前に必ず確認してください。本文の「決めること1」で書いたとおり、ここを制作会社の名義にされると、あとで乗り換えられなくなります。

まとめ

作る前に決めておくべき3つは、これです。

  • ドメインは自社名義で取る(管理画面のIDも自社で持つ)
  • メールをどこで受けるかを決める(プロバイダのアドレスは業務で使わない)
  • 自分たちで更新できる形にする(更新のたびに費用がかかる契約を避ける)

デザインは後からいくらでも変えられます。ですがドメインとメールは、握られると動けなくなります。ここだけは、最初に押さえておいてください。

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