サイバー攻撃に備える 確認リスト
中小企業向け/専門知識なしで確認できる5項目
| 確認日 | 確認した人 | 会社・部署 |
1バックアップが、常時つながったままになっていないか
攻撃を防ぐ項目ではありません。やられた後に戻せるかの項目です。つながったままの外付けHDDやNASは、本体と一緒に暗号化されます。
- バックアップを取っている(取っていなければ、ここが最優先)
- 保存先が1か所ではなく、2か所以上ある
- そのうち1か所は、普段ネットワークから切り離されている(終わったら抜く/別のクラウド など)
- 直近1年以内に、実際にファイルを戻せるか試した
バックアップの保存先:
最後に復元を試した日:
2外のネットワークにつながっている機器の台数を言えるか
侵入の入口はほぼここです。ルーター・UTM・NAS・防犯カメラ・複合機。使っていない機器も、電源が入っていれば対象です。
- ルーター(回線装置)の台数と設置場所が分かる
- UTM・ファイアウォールの有無が分かる
- 外から見られる設定をしている機器(防犯カメラ・NASなど)を把握している
- もう使っていないのに電源が入ったままの機器がない
- それぞれの更新(ファームウェア)を、誰がいつ行っているか分かる
機器の合計台数:台 / 更新を担当している会社:
3同じパスワードを使い回していないか
1か所漏れると、全部が開きます。費用はかかりません。この項目だけで防げた事例が実際にあります。
- ネットバンキング・会計・メールで、違うパスワードを使っている
- 管理者のパスワードが、機器の初期値のままになっていない
- ネットバンキングなど重要なものは、2段階の確認(スマホの承認・ワンタイム)を使っている
- 退職した人のアカウントが残っていない
4更新(アップデート)を止めっぱなしにしていないか
業務ソフトの都合で止めている会社は実際にあります。問題は止めていること自体ではなく、いつ当てるかを決めていないことです。
- パソコンのWindows更新が止まっていない(止めている場合、再開の予定がある)
- ウイルス対策ソフトが入っていて、期限が切れていない
- サポートが終わったパソコン(Windows 10など)が残っていない
- ホームページ・業務システムを動かしているソフトの更新を、誰が見ているか分かる
更新を止めている機器があれば、その理由:
5何かあったときの連絡先が、紙で手元にあるか
攻撃を受けると、メールも共有ファイルも開けません。パソコンの中に連絡先を置いていると、そのとき読めません。
- 下の欄を埋めて、印刷した紙を事務所に置いている
- 最初に誰が判断するか(責任者)が決まっている
- 「LANケーブルを抜く」判断を、担当者がしていいことになっている
| 社内の責任者 | |
|---|---|
| 保守・IT業者 | |
| 回線・プロバイダ | |
| 取引銀行(不正送金時) | |
| 警察(サイバー犯罪相談) | 千葉県警サイバー犯罪相談窓口 043-227-9110 |
| IPA 情報セキュリティ安心相談窓口 | 03-5978-7509(平日 10:00〜12:00/13:30〜17:00) |
チェックが付かなかった項目があれば、1 → 2 → 3 の順で手をつけてください。全部を一度にやる必要はありません。1と2だけでも、被害に遭ったときの結果が変わります。
出典・考え方:現場のIT(genba-it.com)/ 詳しい手順は「genba-it.com/security/」に掲載しています。本リストは自由に印刷・社内配布していただけます。